怒りのコントロールその1

私たちは、1日の中で何回くらい怒りの感情が湧き起こっているのでしょうか。
小さなイライラから声に出すほどの怒りまで、何十回と怒っているのではないでしょうか。
かく言う私も、朝起きて夜寝るまでの間に何度も怒りの感情が湧き上がります。
私たちの怒りは、大抵は人間関係の中で生じる些細な軋轢が原因となります。他者から理不尽な言葉や態度を投げかけられたことが原因で怒りの感情が沸き起こることが多々あります。そして、怒りの原因を他者に差し向けては怒りを当然の権利のように思い込みます。
しかし、怒りというのは自分の感情に他なりません。怒りの原因に原因があるのではなく、怒りとは単に、「怒っているのは自分」であり「自分だけのもの」なのであります。
怒りの感情の多くは、心身を無駄に疲弊させます。
できるだけ「怒りの感情をコントロール」できるように努めたいものです。

西宮坊の石段回廊に座すお釈迦様

だれでもできる健康習慣セミナー

私たちの体がこわれてしまう原因には、〝免疫系のトラブル〟と〝自律神経系のトラブル〟と大きく二つに分類することができます。
免疫系は食事で整え、自律神経はゆっくり行動することで整えます。
どちらも、特別な療法などは必要なく、日常の暮らしをほんの少し改善することで、健康を維持することができます。
そのようなお話をすることで、みなさんのお役に立てることを目指しています。

疲労の原因

季節の変わり目は体調を崩しやすいといわれています。
これは、寒暖の差に体の代謝がフル回転し体力を消費することで生じる疲れといえますが、そもそも〝疲れ〟の主な原因は、体を動かさないことで血流が滞留し、新鮮な酸素が大事な脳や臓器に送られていないことにあります。
「何もしていないのにしんどい」という嫌な経験は誰にであると思いますが、体を積極的に動かした疲れの方が、食欲も旺盛になり、夜も良質な睡眠がとれて次の日に持ち越さない良い疲れといえます。

西宮坊の山門に座すお地蔵様方

介護予防セミナー

腸を整えれば幸せを実感できることが解明されつつあります。
腸内の細菌を活性させれば、幸せ物質といわれるセロトニンやドーパミン
などの神経伝達物質の前駆体が豊富に合成されます。
つまり、幸せを感じるためのは、
腸に優しいことを実行すれば良いということになります。
腸内にはおよそ200種類、4000兆もの腸内細菌がいると考えられています。
腸内細菌の重さだけでも1kgあるとか。
腸内の細菌類が活性化されている状態の様を〝腸内フローラ〟と呼んで、
そのようにするための方法は、実はいたってシンプルです。
その一つが〝呼吸〟です。
腸のなかに空気を送り込むようなイメージの丹田呼吸法がそれです。
この呼吸法を取り入れた、お坊さん考案の「超簡単!幸せゆっくり体操!」
をご紹介するため講師を勤めました。

35名のお客様がお越しくださいました。

ゆっくりゆっくり

人間の神経は、中枢神経から末梢神経の回路を経て体性神経と自律神経に分かれて、さらに体性神経は運動神経と知覚神経に、自律神経は交感神経と副交感神経に分かれます。
どの神経も私たちの体になくてはならないものであるのはいうまでもありませんが、特に私は自律神経のケアについて重要視しています。例えば、心臓や胃などの動きは自分で思うように動かせませんが、それでも動いているのが自律神経の働きがあるからです。このことをとってみても自律神経がいかに重要かが分かります。
体の健康と心の健康どちらにも大きな影響力を持つ自律神経ですが、思うように鍛えたり整えたりすることができません。
それでも、この自律神経のバランスを保つコツがあります。それは「ゆっくり」です。
ゆっくり呼吸、ゆっくり話す、ゆっくり歩く、ゆっくり食べる、ゆっくり暮らす。
とかく現代人は時間に追われストレスをためて、自分を見失いがちで幸せを実感できずにいます。
この状態を心身で説明すると、自律神経のバランスを崩しているという事になりますが、日頃から自分に対し「ゆっくりゆっくり」と言い聞かせて、本当にゆっくりと穏やかに暮らしたいものです。

認知症予防運動セミナー

今や、介護が必要となる要因の第一は認知症です。
認知症発症の7割近くはアルツハイマー型の認知症で、その原因は「アミロイドβ」というタンパク質の異常の蓄積によるものとされています。
そして、アミロイドβの異常は50歳代から始まっているといわれています。
そのような認知症を予防する4つのポイント、1運動、2栄養、3認知機能、4社会性にあります。
認知症は決して高齢者特有のものではなく、中年期から生活習慣を見直さなければなりません。
今日は、特に「運動」についてクローズアップし、日常の暮らしに少しの変化を加えることで、認知症予防に役立つお話をセミナーでお伝えいたしました。

ゆっくり

身体の健康はもちろんですが、心の安定にも大きく影響するのが自律神経です。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、これらのバランスを整えるのが心身ともに大切です。
ではどのように整えるのでしょうか。
一言でいうと「ゆっくり」です。
何かにつけて、私たちは忙しく暮らしていて、どちらかというと交感神経優位な状態で過ごしています。従って「ゆっくり」を意識的に行えば副交感神経が働き、自律神経のバランスを保つことができます。
忙しく感じている時ほど「ゆっくり」を意識して、自分に言い聞かせましょう。

でも忙しいそうな人を見かけて「ゆっくり」と声をかけても「うるさい!」と言われかねません、特に家庭の奥様や職場の女性スタッフなどに親切心で声をかけても、恐ろしい結果を招くことになりそうです。ご注意を…

参考著書〜小林弘幸(2011)「なぜこれは健康にいいのか?」サンマーク出版〜

テロメア!

最近話題の「命の回数券・テロメア」
テロメアは、人の寿命に大きく関わっているとされ、細胞の中の染色体の先端部分にある物質で、テロメアの不活性が、ガン発生の原因であったり、老化を早めたり、寿命を縮めるということがわかっているそうです。
このテロメアを活性させ健康寿命を伸ばす方法が盛んに研究されていますが、最近判明しつつあるテロメア活性方法のひとつに「瞑想」が効果抜群だそうです。
「瞑想」とは呼吸を一定に整え、心と頭の中を静寂に保つための行ですが、これはお釈迦さまが長年の修行で会得した悟りを開く方法です。
お釈迦さまは80歳まで生きられましたが、当時の80歳は超長生きと言っても過言ではありません。これはきっと瞑想によって、お釈迦さまのテロメアが活性化されていたと考えても良いのではないでしょうか。
これで、仏教は優れた健康法だということが証明されたわけですね。

まあ、私の場合は、知る人ぞ知る“迷走”の達人として崇められて!?いますので、ことさら動じることも御座いません。
(-ノ-)/Ωチーン

認知症予防セミナー

今や、年齢70代で15%、80代になると50%の高齢者が認知症を発症するといわれています。
しかも認知症の中でも最も多いアルツハイマー型認知症の原因といわれているアミロイドβホルモンの異常の蓄積は発症の20年前から始まっています。
単純に75歳で発症したとすれば55歳から原因が始まるというわけです。

だからこそ一刻も早く予防を実践しなければなりません。

予防といっても日常の暮らしの中に少しの工夫とコツさえつかめば誰でも安易に実践できます。

今日はそのようなお話をいたします。
年内最終の健康セミナーです。
お時間の御座います方は一度お聞きにお越しくださいませ。