墓じまいセミナー

「永代供養と墓じまい」と題したセミナーを、西宮有馬坊の吉田僧括が担当しました。
冒頭に、永代供養か、墓じまいか、どちらに興味がありますか?と尋ねましたら、7対3の割合で墓じまいでした。このようなセミナーに参加し、何か方法は無いかと考えることも供養の一つだろうし、ほったらかしにはしないという気持ちがセミナーに参加する動機だとすると、それは尊いことだと思います。

灯籠を置きました!

境内に灯籠を置きました。
この灯籠たちは一般のお家に居た物ですが、廃棄するとのことで、この度、懇意にしている業者さんからの紹介で引き取りました。
あらためて灯籠とは、字の如く、火を灯す籠(かご)です。火は神仏を奉るために重要な供物のひとつでもあるため、神社や寺院には必ず灯籠が置いてあります。
また、灯籠の灯りは、荘厳な神社仏閣を夜に浮かび上がらせることで人々の信仰を強いものにする演出効果もありました。
西栄寺西宮有馬坊も、少しづつ、みなさまのご協力のもと寺院としての形を整えつつ前進しています。

死は存在しない!?

センセーショナルなタイトルの本を読破。
この宇宙には普遍的に存在する「量子真空」の中に「ゼロ・ポイント・フィールド」と呼ばれる場所があり、この宇宙のすべての出来事のすべての情報が「波動情報」として「ホログラム原理」で記録されているという〝仮説〟に基づいて、「私たちの意識も記録されている」という考えが「死後の世界がある」ことに繋がっていく。

私自身が僧侶として大切にしている考え方のひとつである「生命という身体には終わりが来るが、いのちという人格は永遠に生きる」ということと親和性を感じています。

吉祥草

西宮有馬坊に〝吉祥草〟の花が咲きました。
吉祥草は草深いところからそっと顔出す可憐な花で、
花が咲くと「良いことがある」といわれる縁起のいい花です。
花言葉も「祝福」「吉日」「祝意」などの心温まる言葉ばかりです。
「観音草」との別名もあり、お釈迦様が菩提樹の下で悟りを開かれたときに咲いていた花とも伝わっています。

植え替え

秋は、花壇の植え替え時期です。
秋に植えた花は、冬の寒さに耐え、霜枯れの危険からも生き延び、来年の春までお寺の境内を華やかにしてくれる大切な存在です。
言うまでもないなく、花は生き物です。
私たち人間と何ら変わりない生き物です。
その尊い命を大切にお育てするのが〝花供養〟です。

赤とんぼ

何十年ぶりに赤とんぼを見つけました。
小学生の頃、無邪気に赤とんぼを追いかけて走り回っていたことを思い出し、心が温かくなる思いがしました。

幸せとは、何気ない日常に溢れていて、そのときはそれに気づかず、時が過ぎてのち、たまらなく愛おしく感じた想いでのなかに見つけることができます。

あのような輝かしい時間はもう二度とやってきませんが、それを寂しく思うのではなく、想い出を宝物にし、幸せは日常に溢れているという喜びを感じたいものです。

西宮有馬坊でみつけた赤とんぼ

台風14号の備え

西栄寺・西宮有馬坊で花供養されているみなさま
今晩以降、大型の台風14号が近畿にも接近するにあたって、花供養の鉢植えは建物の中に安置して危険を回避していますのでご安心ください。
なお、境内とお堂は施錠をし雨戸を閉めたうえで閉寺致しますので、ご理解とご容赦ください。
台風が過ぎ次第、通常のとおりと致します。

霊感商法

以前、当寺に霊感商法で買わされたという仏像のお引き取り依頼がありました。
そのときは、このご時世に未だそんなことしている宗教者がいるのか!?と驚きましたが、最近の宗教団体のニュースなどから、今もまことしやかに、そのような憂慮すべきことが起こっていることに、同じ宗教者として腹立たしく思います。
思えば「葬儀のお布施を100万円支払った」とか「戒名を授けてもらうのに80万円かかった」また「お墓を終うのに200万円請求された」などの既存仏教の寺に関する話を耳にしたこともありますが、宗教に関することが、その人に苦しみを与えているとすれば、既存仏教寺院であれ新興宗教であれ、これは宗教ではありません。〝宗教〟を隠れ蓑にし〝信仰〟につけ込んだ非道な行為です。
宗教の基本は〝救い〟です。誰しもが救われなければなりません。
西宮有馬坊でも、改めてこの基本に立ち返り、皆様方の安穏のために尽力しなければならないと心を強くしている次第です。