クリスマス!

お寺の介護はいにこぽんデイサービスのクリスマス会です。

お寺でクリスマス!?

今更ながら、クリスマスはキリスト教の宗教儀式ではありますが、世界中どこでも宗教を越えた季節の行事となりました。

当事業所では、お釈迦さまもサンタに扮していただき利用者さまとともに楽しんでいただきます。

サンタクぼーず!

これが噂のサンタクぼーず!

大雪

いよいよ冬の寒さが本格的になってきました。
とはいえ、つい先日は初夏日和に等しい暑さの日もありました。
昨今の天気はよくわからないといいますが、12月ともなると、やはり寒い方が季節感を感じて心地よいです。

春は花
夏ほととぎす
秋は月
冬雪さえて冷やしかりけり

これは永平寺・曹洞宗の開祖「道元禅師」の詠まれた句ですが、川端康成がノーベル賞の文学賞を受賞した際のスピーチで引用するほど、日本の美しさを見事に表した名句であります。かく言う私も何かにつけてこの句を引用し、法話やセミナー、執筆などを通して大切にしています。
日頃、このような当たり前のことに感動することは滅多にありません。でも当たり前のことが何よりも大切で幸せなことであります。大雪という暦の変わり目に幸せを実感したいものです。

冬寒き 懐寒き 大雪や
吉田

認知症予防セミナー

今や、年齢70代で15%、80代になると50%の高齢者が認知症を発症するといわれています。
しかも認知症の中でも最も多いアルツハイマー型認知症の原因といわれているアミロイドβホルモンの異常の蓄積は発症の20年前から始まっています。
単純に75歳で発症したとすれば55歳から原因が始まるというわけです。

だからこそ一刻も早く予防を実践しなければなりません。

予防といっても日常の暮らしの中に少しの工夫とコツさえつかめば誰でも安易に実践できます。

今日はそのようなお話をいたします。
年内最終の健康セミナーです。
お時間の御座います方は一度お聞きにお越しくださいませ。

西宮市鳥瞰図

西宮市役所本館の1階に飾られている西宮市鳥瞰図を閲覧。

面白いのは西宮市全域を越えて東は富士山や東京、西は門司や福岡までがデフォルメされて描かれていること。それから興味深いことは、西宮市内のランドマークとしてお寺の名前が記されていること。このことからお寺の役割りを読み取ると、お寺は地域住民のために地域住民による互恵的な福祉価値の交流を産む地域の中心的存在であるべきだ。

残念ながら当西栄寺は新参者ゆえ、この図には記されていないが、お寺の社会的資源を命題とした挑戦は先頭で奮闘をする決意だ。

健康診断

本日は健康診断を受診いたします。僧侶といえども健康管理が大切です。
これからの時代、健康に対する考え方は大きく変わっていくと想像できます。
予防医学、再生医療、免疫治療、遺伝子治療、など今までは不治の病とされていたものが劇的に改善されることも夢では無さそうです。
とはいえ、病にかからないようにする意識が何よりも重要で、医療の進歩とともに、健康管理も見直されています。
例えば、食事の場合、食品添加物の摂取は極力避け、食物繊維を三食必ず摂取することと、できればベジタブルファーストといって野菜ものから先に摂取することで、その後に摂取したご飯やパン、麺類など糖質の吸収を抑えることが期待できます。さらに食物繊維は腸内細菌の餌となり体の免疫機能が高まります。
このように日頃の暮らしを今一度見直し、少しの工夫を凝らすことで病を追い払うことが大いに期待できます。

僧侶の修行に「凡事徹底」という言葉があります。これは誰もができることを誰もができないくらいに行うという考え方ですが、健康管理も、誰もができることの中にこそ万病予防の法則があるといえます。

私はといえば、のんびりと何もしないことを、誰もができなくらいに徹底したいと心を強くしています。(^人^)ナンマイタァ

臨床宗教教養講座

来年度も臨床宗教教養講座が東北大学で実施されます。
私は平成24年に第一回臨床宗教師養成研修を受講し、現在もそれを背景とした活動を継続しています。臨床の宗教者とは、病院や福祉施設又は公共の場で他業種の人達と協働して対人援助を行う宗教者のことです。そういう場所では布教活動や教義の伝道は行いません。そこでは被支援者の中にある言葉にできない思いを察し、心の支えとなるものを共に探します。そして、そこから出てくる宗教的発露を民間信仰や教団の教義外にある多義的な信仰に繋げていくのが役割です。
信仰=宗教ではありません。例えばアイドルに熱狂することもその人にとっては心の支えとなります。これ然りアイドルは偶像という意味ですが、マリア様や観音様に対する祈りの想いと地脈で通じるものが感じられます。

東北大学実践宗教学寄附講座 臨床宗教教養講座

新たな挑戦

思えば平成11年に西栄寺に入寺し来年がちょうど20年になります。しかし来年は平成ではありません。新しい年号の元年になります。そしてさらに来年で私は満50歳です。そう考えると私の人生、来年からは新たな挑戦の開始となります。
禅の世界には「百尺竿頭に一歩を進む」という言葉がありますが、これまでに最大の努力をしてきたとしても、さらにもう一歩進む、という意味です。
この禅語を側に上げ、私の人生で迎える50歳代の10年、そして新しい元号の中で、僧侶としてどこまで出来るか、大いなる挑戦です。

『我行精進 忍終不悔』 。。讃仏偈
行く道は精進して 忍びて終わり悔いなし

冬の味覚

11月もいよいよ終わりになりますが、この時期やはり食べ物が美味しいですね。
特に鍋やおでんは心も体もほっこりと幸せな気分になります。
実は、鍋やおでんはタンパク質やビタミン類がたっぷりと採れてヘルシーな食事です。ただ、あまりの美味しさについつい食べ過ぎてしまうのが難点です。

ベジタブルファーストという考え方がアメリカからやってきましたが、鍋やおでんも、野菜ものから先に食べて、胃腸に食物繊維を入れ、それからお肉などの動物性タンパク質を採れば、食べる量が抑えれるのと、腸の働きと吸収も程よいものになると言われています。
お鍋の〆にうどんや雑炊が、これまたたまらん美味しさですが、できれば、これらの炭水化物は少なく目にして、 腹八分目でお箸を置いて、余韻で満腹になるのがよろしいかと思います。

食前の言葉
御仏と皆様のおかげによりこのご馳走に恵まれました。深きご恩を喜びありがたくいただきます。合掌

深き秋

月日の流れは早いものです。歳を重ねるほど痛感します。
平家物語には「盛者必衰」とありますが、それもまた、秋が紅葉するように美しいことなのかもしれません。

西国二九番・青葉山松岡寺にはt次のような戒めが言い伝わっています。
「老いの戒め」
一、紅葉は春の花よりも更に趣あり、若きより老いて後人間は円熟す、晩成すべし
二、昔日を自慢すべからず、人の価値は今日に定まる、励むべし
三、余命少なき一日は、若き日の十倍の価あり、慎むべし
四、世間に陰徳の種子まけば、家門に陽報の花咲かん、努むべし
五、いまだ死を免れたるものはあらず、迎えのある時は、安んじて旅立つべし

毎日を丁寧に生きて、自然の摂理を素直に受け入れて委ねていくことが肝要かと
感じています。

秋深まる西宮坊の階段

七五三

子供たちの成長は早いもので、幼児の成長を祝う我が家の神事は、三女の七歳参りで満願となります。
「えっ!お坊さんが神事!?」と思われるのもごもっともですが、子供たちには色々と経験をさせてやりたいと思う親心であり、その上で、もう少し大人になってから、自分の考えで、仏教や宗教と向き合って欲しいと考えています。私自身がそうであったように。
『神社は七五三で通い、 青春の時代には教会で賛美歌を歌い、大人になってようやくお寺で人生を思索する。』という言葉がありますが、私たち日本人は、自然に対する感覚が特に洗練されているように思います。
その感覚が神や仏の習合として繋がり、さらに宗教の教義に縛られることのない
その地域に根ざした民間信仰となって生活に密着しています。よくよく考えれば、日本人は、無宗教でも無信心でもなく敬虔な民間信仰の信者なのですね。

次女と三女がお参り