人は死んだらどうなるのか?
この問いを真剣に考え深めた場合、生きるとはどういうことか?私は何者か?を突き詰めなくてはならない。それはどういうことかというと、死んだらどうなるか、という問いは、死んでもなお存在するための〝魂〟はあるのかどうかを理詰めで解答しなくてはならないからだ。
魂は、身体の中に内包されたものであれば、身体が滅すると同時に魂も滅すると考えるべきだろう。故に死後も存在する魂は身体と別に非物質的であらなければならない。それは一体どのようなものなのだろうか。
私の意識は魂として身体の外で存在することができるのだろうか…
一つ言えることは、魂は有ると結論づけるには相当に困難である。しかし魂は無いと、目の前の事象にのみ真実が見出せない程度の思考で納得しているようでは、いずれ訪れるであろう死の恐怖にもがき苦しむことになる。
したがって〝私の魂〟については死の間際まで問い続けなければならないのだ。