葬送儀礼所感その2

葬送儀礼において、お経を唱えるというのは供養の一つといえます。

お経とは、お釈迦さまが語られた言葉を後々物語調に記したもので、その数は八万四千ともいわれています。

浄土真宗では、「浄土三部経」が根本聖典として、お釈迦さまの「出世本懐」の教えを聞かせていただくのが、お経を唱えることの意味です。

さらには、お釈迦さまの本意を明らかにされた七高僧や親鸞聖人ご教導の「偈文」をお経とともに唱え、その意味は、阿弥陀仏が願われた『あらゆる時代の全ての人々、命ある全ての生きものが等しく御救い導かれる』ことを聞かせていただき得心することが、お経を拝読することの重要な意味であります。

比較政治学

粕谷裕子「比較政治学」ミネルヴァ書房

レポートの設題
日本・アメリカ・中国、各国のトップに位置する政治指導者の選出方法の特徴を政治体制の異同も含めて比較考察せよ。
政治という現象を理論的に分析し、さらに世界各国の政治を比較研究する学問が比較政治学です。

国家建設/市民社会/ナショナリズム/内戦/政治体制としての民主主義
民主化/民主主義体制と政治文化/権威主義体制の持続/選挙制度
政党と政治システム/執行府・議会関係/福祉国家

予防介護運動指導員

今後、高齢者に対する福祉は予防介護が主流になります。
介護が必要とならないように日頃の運動が極めて重要になります。
でも闇雲に身体を動かしても効果は得られません。
とはいえ、難しく考える必要もありません。
普段の暮らしに少し工夫をすれば、効果の高い運動が可能になります。
お坊さんヘルパーも予防介護に力を入れて利用者さんの暮らしを支えていきます。

葬送儀礼所感その1

死とはどのようなことをいうのだろうか。
もちろん、生命学、医学、倫理的に、
さらには法律によって死は定義されていることは承知している。
もし、身体が生命体の全てだとしたら、身体の機能が停止した段階、そして、例えば火葬された時点で、私たちが通常考える死が訪れたといえる。

それでは、心や思考や体験はどうなるのか。

一人の生命体がこの世に生まれた事実は、死が訪れても急に消え去ったりしない。つまり死というのは、私たち身近な者の前に五感に感じる範囲で居なくなることに過ぎない。大局で死を捉え、死に対する問いを深め、死を受容していく過程が宗教である。

新年の挨拶

あけましておめでとう御座います!
本年も皆様と共に法縁に恵まれつつ、穏やかな一年となりますよう心より念願を致したく存じます。
年賀状にありますように、本年私は満50歳になり、西栄寺に入寺20年の節目を迎えます。
何事にも感謝の気持ちを忘れずに、少しでも皆様のお役に立てるよう精進を尽くしたいと心を強くしている次第で御座います。
本年も、どうぞよろしくお願いを申し上げます。

クリスマス!

お寺の介護はいにこぽんデイサービスのクリスマス会です。

お寺でクリスマス!?

今更ながら、クリスマスはキリスト教の宗教儀式ではありますが、世界中どこでも宗教を越えた季節の行事となりました。

当事業所では、お釈迦さまもサンタに扮していただき利用者さまとともに楽しんでいただきます。

サンタクぼーず!

これが噂のサンタクぼーず!

大雪

いよいよ冬の寒さが本格的になってきました。
とはいえ、つい先日は初夏日和に等しい暑さの日もありました。
昨今の天気はよくわからないといいますが、12月ともなると、やはり寒い方が季節感を感じて心地よいです。

春は花
夏ほととぎす
秋は月
冬雪さえて冷やしかりけり

これは永平寺・曹洞宗の開祖「道元禅師」の詠まれた句ですが、川端康成がノーベル賞の文学賞を受賞した際のスピーチで引用するほど、日本の美しさを見事に表した名句であります。かく言う私も何かにつけてこの句を引用し、法話やセミナー、執筆などを通して大切にしています。
日頃、このような当たり前のことに感動することは滅多にありません。でも当たり前のことが何よりも大切で幸せなことであります。大雪という暦の変わり目に幸せを実感したいものです。

冬寒き 懐寒き 大雪や
吉田

認知症予防セミナー

今や、年齢70代で15%、80代になると50%の高齢者が認知症を発症するといわれています。
しかも認知症の中でも最も多いアルツハイマー型認知症の原因といわれているアミロイドβホルモンの異常の蓄積は発症の20年前から始まっています。
単純に75歳で発症したとすれば55歳から原因が始まるというわけです。

だからこそ一刻も早く予防を実践しなければなりません。

予防といっても日常の暮らしの中に少しの工夫とコツさえつかめば誰でも安易に実践できます。

今日はそのようなお話をいたします。
年内最終の健康セミナーです。
お時間の御座います方は一度お聞きにお越しくださいませ。

西宮市鳥瞰図

西宮市役所本館の1階に飾られている西宮市鳥瞰図を閲覧。

面白いのは西宮市全域を越えて東は富士山や東京、西は門司や福岡までがデフォルメされて描かれていること。それから興味深いことは、西宮市内のランドマークとしてお寺の名前が記されていること。このことからお寺の役割りを読み取ると、お寺は地域住民のために地域住民による互恵的な福祉価値の交流を産む地域の中心的存在であるべきだ。

残念ながら当西栄寺は新参者ゆえ、この図には記されていないが、お寺の社会的資源を命題とした挑戦は先頭で奮闘をする決意だ。

健康診断

本日は健康診断を受診いたします。僧侶といえども健康管理が大切です。
これからの時代、健康に対する考え方は大きく変わっていくと想像できます。
予防医学、再生医療、免疫治療、遺伝子治療、など今までは不治の病とされていたものが劇的に改善されることも夢では無さそうです。
とはいえ、病にかからないようにする意識が何よりも重要で、医療の進歩とともに、健康管理も見直されています。
例えば、食事の場合、食品添加物の摂取は極力避け、食物繊維を三食必ず摂取することと、できればベジタブルファーストといって野菜ものから先に摂取することで、その後に摂取したご飯やパン、麺類など糖質の吸収を抑えることが期待できます。さらに食物繊維は腸内細菌の餌となり体の免疫機能が高まります。
このように日頃の暮らしを今一度見直し、少しの工夫を凝らすことで病を追い払うことが大いに期待できます。

僧侶の修行に「凡事徹底」という言葉があります。これは誰もができることを誰もができないくらいに行うという考え方ですが、健康管理も、誰もができることの中にこそ万病予防の法則があるといえます。

私はといえば、のんびりと何もしないことを、誰もができなくらいに徹底したいと心を強くしています。(^人^)ナンマイタァ