2014ー10/31
本日は、「お坊さんヘルパーはゆく!」と「聞き屋」で混合活動。
利用者さん(檀信徒でもある)のお墓参りの同行援助。
この場合、介護保険適用外のサービスなので「聞き屋」活動に該当するが、
スタイルは「お坊さんヘルパー」の制服。
『介護が必要な檀信徒が、お坊さんヘルパーを利用する。』
この状況は、お寺と檀信徒の関わりを今以上に深めていく一つの形といえる。
檀信徒からすれば、今まで毎月自宅に来て仏壇の前でお経を唱えるお坊さんが、それに合わせて、自宅の掃除や散歩の同行、入浴の介助などをする。
最初はお互いに戸惑いもするが、こころが入っていれば通じ合う事が出来る。
お寺は山門を開放せよ!誰でも来やすいお寺を目指せ!と言うけれど、
何らかの事情で、お寺に来ることのできない、動きが取り難い檀信徒が今後は増えるだろう。 私たちお坊さんヘルパーは積極的にお寺を出て、利用者や檀信徒とじっくり向き合いながら、より良い暮らしのお手伝いをしてゆくぞ!!
ちなみに今日、お墓の前でお経を唱えていたら、
どちらかのお坊様がこちらを不思議そうに見ておられた。
その視線で私は、自分の間違いに気づかされた。
お経を唱えるひとときは、お坊さんヘルパーでもなく聞き屋でもなく、
僧侶としてお袈裟を頂かなくてはならなかった。
以後は注意したい。