ハロウィンと聞いて思い出すのは、
緩和ケア病院で傾聴活動をしていた時、ハロウィンの飾り付けを見た患者さんと奥さんの会話です。
患者さん「これなんや?」
奥さん「外国の地蔵盆や!」
私の心「納得!感激!」
けれど、最近の子供達には地蔵盆よりハロウィンの方が圧倒的に人気ですね。
我が家の三女もせっせと飾り物を自作していました。
月: 2018年10月
死とは何か!
仏教では、そもそも人間の本質は「苦」であると解く。
「一切皆苦」とは、人生の全ては苦であり、苦を滅しようとしてもより苦に苛まれることになると説く。この苦の根源は一体なんだろうか。それは“死”である。人生は“死”で終わるのだ。
人はなぜ死ななければならないのか。死とは何か!
この恐怖に打ち勝つ術が宗教であり仏教である。
・私たちは何者なのか
・人間とはどのような存在なのか
・私たちには魂があるのか
・私たちが死後も存在し続けるには
この本は、死の本質を問うた時に沸き起こる疑問を命題化し、哲学的、心理学的、社会学的に考察し、さらに読者自らが「死」について考えるためのプロセスを示している。
なんでも相談会
某所の企画で「きさくなお坊さんのなんでも相談コーナー」を受け持ちました。
多くの方がお越しくださいましたが、その中で考えさせられたことがあります。
それは、ご先祖や仏様をを大切に感じられている方々多くいる一方で、お寺や僧侶に対する不信感から、仏事を営むことが億劫になってしまっているという悲しき現実です。
なぜそのような不信感があるのか。このことについては、他寺のことを批評する依然に、私自身のこととして受け止めて改善しなければならないと痛感しました。
和尚の語源は「オッジャー」というサンスクリット語の〝優しく親しみのある先生〟という意味ですが、当寺の界隈では、“一番気安い坊主”として売ってる私ですから、真の和尚と呼んでいただけるように、和尚のあるべき姿に近づけるよう精進を重ねていく所存です。
合掌
第2弾アクティブシニア セミナー!
スマートエイジングでアクティブシニアになろう!と宣うセミナーの第2弾です。
自分で言うのもなんですが、なかなか面白いお話になっています。
「ほんまかいな!?」「へ〜!知らんかったわ」「ひとつ賢なったわ〜!」などなど感性豊かな感想をいただいておりますが、実のところ経済産業省の予測データとして2030年頃の高齢者は、約8割の方々が元気にスマートに歳を重ね快活に暮らしているとのことです。
はて、かく言う私が、後期高齢者になる2043年頃は一体どんな社会になっているのでしょうか…
スマートエイジングどころか、徳を積んでいないので、そもそも生きてるかな?
合掌・御陀仏チーン!
無量寿
「無量寿の中に居る私です。生きて良し、死んで良し。」
無量寿とは「永遠の命」のことを言います。
永遠の命とは、「命のつながり」と考えます。
私たちは、この永遠の命のつながりの中に存在しています。
命とは人間だけではありません。
動物はもちろんですが草や木、土の中にいる微生物も命です。
そのような無数の命のつながりの中で生かされて居るのです。
このような感覚を持つことは、
日々生きることの尊い意味を感じ得ることにつながります。
これを「宗教的発露」と言って、一種の悟りでもあります。
私のように食べることに卑しく、草や木や微生物など好き嫌いなく、
なんでもむしゃむしゃいただくのも一つの悟りでしょうか…
いや、ちゃうやろ…
(゚∀゚)キタコレ
レポート@種智院大学
先般、滋賀県の三井寺にて実施された種智院大学・臨床宗教師養成講座についてのレポートが冊子となりました。どうぞご覧察ください。
ご縁
10月に入りました。
お盆が過ぎ、お彼岸が過ぎ、私にとってほっと一息つく10月です。
じっくりと日帰り温泉などで思いふけりたいものですね。
何気ない1日の中にも、多くの人と出会います。
たまたま立ち寄ったコンビニの店員さんも出会いの一つとしたら、
それはたくさんの人と出会っているといえます。
そのような多くの出会いには必ず意味があるとしたら、
もしも、前世でなんらかの繋がりのある人だったら、
と考えるとなんだか嬉しくなりませんか。
仏教の教えでも基本をなすのが、この「縁」にあります。
世の中のすべでの事象は過去現在未来の三世十方を貫く道理「縁」によって成り立っていて、その全ての結果に原因があり意味があるということです。
私と奥様が知り合って結婚に至ったのも意味があってのことなのです。
という話を奥様すると「そんな話無意味やし、まだ離婚するかもしれへんから結果出てません!」
今日も一日、深き尊きご縁に報謝の心で尽くしましょう…