葬送儀礼所感その5

南無阿弥陀仏をとなえれば 
十方無量の諸仏は
百重千重囲繞して
喜びまもりたもうなり…和讃

阿弥陀とは、“計り知れない永遠の”と捉えて仏は“命”と見ます。
阿弥陀さまとは、これつまり“永遠の命”と解釈します。
永遠の命とは、命のつながりのことで、私たちの命は遥か昔から脈々と繋がってきた命であります。
地球が誕生し海ができ、微生物が生まれてから現在に至るまで、生きとし生けるもの全ての命は果たしてどれくらいあったでしょうか。
決して数えることはできない無数の命、この総称が“阿弥陀仏”と私は考えています。