新型コロナウイルスの猛威に世界中が混乱し、
多くの人たちが生活環境の激変に耐え忍んでいます。
このような状況で「仏教は何をしてくれるのだろか…」と
自問自答を繰り返しますが、正直なところ明確な答えは
浮かんできません。
仏教の本質は「自らの修練で悟りをひらく」ことにあり、
じつは、仏教の方からの救済はありません。
しかし、祈ったり拝んだり願ったりすることは、
人間の営みに不可欠な行為であります。
そのことで、救われる人が多くいるのも事実です。
現在のような不安定で困難なときは、
自宅で、手を合わせて静かに祈ることも大切であります。