2015ー7/27
お坊さんヘルパーがゆく!
居宅介護支援事業の申請が佳境をむかえる。
文化庁宛の書類は『108』枚。
どっかで聞いた数 。
煩悩の数。
終末期の御方の中に、一切のコミニケーションを絶って、ただ一人ベットの上で時が来るのを待つ人がいる。
家族さんとのコミニケーションも取らなくなり、まわりは少し困惑する。
この状態は、生の執着から生じる苦を滅しているようにみえる。
家族さんに囲まれて、愛され惜しまれつつ時を迎えるのも大事なことだ。
しかし、ただ一人で自分と向き合い、煩悩を絶ち、大いなる存在の慈悲を感じながら、
そして死ぬことは決して恐ろしいことではないと、そう思いながら時をむかえるならば、それはとてもありがたいことだ。
お坊さんヘルパーとして、このことはこれからも問い続けたい。