仏像

西宮有馬坊には、おまつりしなくなった仏像の引き取り依頼がよくあります。
そのような仏像さまも廃棄せず大切に奉っています。
だれかが、この仏像さま方にさまざまな願いをしてきたことでしょうから、そのような想いはできるだけ永く見守っていただきたいものです。

思わざる

「見ざる言わざる聞かざる思わざる」
見ざる言わざる聞かざるの三猿は、解説するまでもない有名な処世訓ですが、「思わざる」という猿は、三猿のように知られた存在ではありません。
「思わざる」とは「考えない」ことで、あえて考えないように努めることも、難局を乗り越える一つの心構えです。
コロナ渦で不安ばかりを募らせていては、自律神経のバランスを崩し心身ともにすぐれなくなってしまいます。いろいろと考えが過ぎて不安が高まった時こそ、「思わざる」を努めてください。
私も普段から、妻のご機嫌がお悪い時は、「見ざる言わざる聞かざる思わざる」の極意を徹底しているおかげで難局を乗り越えています。

西宮有馬坊の苔

霊感商法

「引き取りませんか?」といわれて受け取った仏様。
処分の理由を詳しく聞いたら、なんと〝霊感商法〟で40万円で買わされたという仏様。
その後消費者センターに申し出て、ほとんどのお金が返って来たので良かったとのこと。
仏像に罪は無し…合掌

良い仏像やけどなぁ

雨の西宮有馬坊

雨の西宮有馬坊は、
水分を恵まれた植物が活き活きとして
とても微笑ましく見えます。
「草木国土悉皆成仏」
〝そうもくこくどしっかいじょうぶつ〟
この世に存在するすべての命には仏が宿る。
物言わぬ植物たちが無性にいとおしく感じる
雨の西宮有馬坊です。

世の奥方たちにも見習っていただければ幸いです…
ってウソです!!
ごめんなさい🙇

地味な動画ですがぜひ一度ごらんください

ことば

朝から、鳥の声が可愛らしく響いています。
「なんてしゃべってるのかなぁ」
「けんかじゃなかったらいいけどなぁ」などと
考えてしまいました。

おもえば、鳥は私たち人間の声をどのように聞いてるのか…
きっと「聞いとりんわ!」と思ってるでしょうか。
(ムリがありました…(-ノ-)/Ωチーン)

真言宗の開祖、弘法大師・空海さまは、
「真理は言葉を超えたところにある(非言不顕)」
と仰せになっています。

渋い!渋すぎる!

いつもことば無く見守ってくださっているあみださま ありがたい

あみださまの世界

あみださまの世界を「極楽」と呼び、
死んで導かれるところであると、
私たちは考えています。
ということは死んでも私の魂が存在し、
私の魂は意識を持ち、それ以上のない、
〝極めて楽しいところに行く〟ことができる
ということになります。
でも、そう教えてもらっても心の底から喜べるか
というと、今生きていることが大事な私たちにとっては、
必ずしもそうではありません。
じつは、私たちの心の中に「極楽」が存在していて、
この存在に気づくことができれば、
生きているうちから極めて楽しい状態になれる
という考え方があり、
これを「己身の弥陀・こしんのみだ」と言います。

生きて良し
死んでなお良し
あぁぁぁ
ありがたいことで
ごくらく
ごくらく

お盆の風景

バイクに乗って一軒一軒お伺いし、みさなんと一緒にお正信偈をお唱えする。
毎年この時期お盆にあるあたりまえの風景。
でも今年は、このあたりまえなことが、いつもより増して何かすごく大切な
ことのような感じます。

あすからも心を込めて…

ワテの愛車


四苦八苦

トラブルなどを懸命に片付ける様を「四苦八苦・しくはく」するといいますが、
この言葉は、仏教の基本的な考え方で「しくはっく」と読みます。
ちなみに、私の人生は絶え間ない「四苦八苦」の連続ですが…
そんなことはともかく、読んで字のごとく、
私たちには本来、四つの苦しみと八つの苦しみが存在するという意味です。

四つの苦しみとは....生老病死(しょうろうびょうし)
八つの苦しみとは....生老病死に加えて
愛別離苦(あいべつりく)愛する人との別れの苦
怨憎会苦(おんぞうえく)恨み憎む人の存在の苦
求不得苦(ぐふとっく)求めるものが得れない苦
五蘊盛苦(ごうんじょうく)心身ともに不安だらけの苦

こうして見てみると、心に思い当たる〝苦〟がありますね。
年齢も50歳を過ぎますと、否応なく〝老〟を考えさせられることが多くなります。たとえば、血圧が高くなったとか、筋力が衰えるとか、二日酔いが酷いとか、徹夜ができないとか、娘たちに相手にされないとか…
そういうような、心にモヤモヤと覆うような状態や現象を「苦」として認識することからはじまるのが仏教でございます。

書家:吉田