八月

暑い!
とにかく暑うございます!

「天地と我と同根、万物と我と一体なり」
これは、中国の古い教えですが、
今日の暑さにかけて端的にあらわすと、
「このくそ暑い元は、私自身にあり、
このくそ暑さの正体は、私自身である。」
と、まったく受け入れられない教えであります。

しかし、暑さを感じているのは、私自身であるのは、
否定しようのない事実。

ううう、なるほど…

暑さを避けてすだれの内側で涼む蝉

森伊蔵

幻の焼酎「森伊蔵」

親しくしてくださっている檀信徒から戴きました。
なかなか手に入らないものと聞いていて、一度は口にしてみたいと思っていました。思いもよらない贈り物に感激しています。

祈り

先日の豪雨被害がとんでもないことになっているようです。
まさか、こんなにも多くの尊い命が亡くなるとは、 想像し難いことです。
なぜこんなにも恐ろしく悲しいできごとが度々にやってくるのでしょうか。

今は、亡くなられた方々のご冥福を祈るのみです。

南無阿弥陀仏

大雨特別警報

西日本に大雨特別警報が出ました。
わが西宮坊のある地区も、西宮市内の土砂災害警戒区域に指定されているので、とても不安です。
日頃より、前向きな日常を過ごすために、「晴れてよし、雨降ってよし」と宣っていますが、これだけの雨が降ったら、そんなこと言ってられないと感じます。
この豪雨はまだ止みそうにありませんが、大きな災害にならないことを心より念願いたします。

白か黒か

私が今直面している問題は白か黒かの二極のみで戦っているということ。
しかし現実は白と黒の間のグレーが支配している。
完璧な真白って社会生活で成り立つだろうか。

政治や芸能界、ワイドショーで繰り広げられる時事の論争も、白か黒か、善か悪かの二極のみでハッキリさせようと懸命にしている。そういった白か黒論が世の中の主たる論調になり、私たちの身近な世界にも「不寛容社会」や「ゼロリスク社会」「権利主義」となって影響を及ぼしていないだろうか。
赦しのない世の中で本当に良いのか。
『清濁併せ呑む』
日本人の健気な気質を忘れたくはない。

【医学博士 藤川晃成先生からのコメント】
結局私たちは真実を見たといってもそれは複雑な真実の一端を見たと思っているだけで、本当に見れたのかどうか? そしてどこから見ても真実の全体を正しくつかめたのかどうかというとそれは疑問です。結局人間社会はその大半をグレーの中で互いを尊重し?・排除しないように生きるしかないようにも感じています。立場、視点、経験、時代によって人間の規定する真実像も変貌・変化しますね。黒沢明の映画「羅生門」や金子みすず詩{大漁}はとても示唆に富んでいますね。

QOD

『QOD~クオリティ・オブ・デス』
死の質を高めるためには、看取りに対する十分なコンセンサスが重要のはず。
お医者さんも一昔前は、先発完投型で、最後までイニシアチブをとることができたであろうけど、今はチーム医療や専門による分化によって、リーダーが不在なのだろうか。
https://digital.asahi.com/articles/ASJ2S6FQSJ2SUBQU00H.html

コメント
Seisho Ishikawa 吉田敬一先生
ご活躍を楽しく拝見しています。そして何時も思うのですが、吉田先生のお話や言葉はとても的を得ていて伝わるものがあると言う事です。あげつらいの許されない現場でのご研鑽の賜物と感銘しています。益々のご発展をお祈りします。拝
吉田 敬一 石川先生よりお褒めのお言葉をいただき嬉しく思います。逃げ出したくなるような現場もある中で、支えになっているのは一期の皆様との心のつながりです。
 Hirohito Ota お疲れ様です。鹿児島の堂園メディカルハウスの堂園晴彦医師が、この現状をパッチワーク医療、と言っていました。臨床◉教師がそのパッチワークの欠けた部分を補完するだけの存在のように組み込まれるなら(実際の現場ではそのように組み込まれるとしても)、出世間で独立不羈の存在たりえないならば、宗教者である必然性は、消えてしまうでしょうね…
  吉田 敬一 パッチワーク医療とは、またうまく言ったもんですね。
組み込んでもらえるだけでまだ良かったという事もあって、在宅支援とか地域包括支援といった枠組みの中では他業種連携が欠かせないので、そういった意味では部品となって活動する事にもおおきな役割と意味がありますが、現実は「臨床◎教師って何ができるの?」と聞かれたとき、果たしてその部品でさえなれるかどうか。
 Hirohito Ota 医者は医療する人、看護師さんは看護する人もしくは天使、キヨハラは番長。だいたい、肩書きが職能を示しますからね。臨床◉教師って、なにをする人よ⁈

震災の思い出

1・17阪神淡路大震災の日
次女は、本日振替登校で小学校へ、震災の教訓と防災、大規模避難訓練の授業を受ける。
私は、西宮坊にて追悼法要を勤修した。
当時の記憶、消えない記憶がまだまだ多く残っている。
特に家内には強烈な記憶が残っているようだ。
今日は、心穏やかな1日でありたい。

大事なお客様

2015ー10/27
昨日から明日にかけて、お寺で特別なお客様をご接待している。
3日間、お寺の細部にわたる様々なことをご案内しなければならない。
お寺という宗教法人には、国から定められた運営の規定があり、その規定に則した運営がなされているか、また、規定に則した申告がなされているかどうかを示す必要がある。
そのため、時に、お客様の鋭く厳しい質問に対し、動じることなく的確に、答えなくてはならない。
時に、解釈の違いで議論になることもある。自分の考えに引き込む時は、理論と整合性はもちろん、言葉の使い方、立ち位置や目線にも気を配りつつ、その考えがいかに信仰に基づいたものなのかを力説する。
と、かっこよくのたまいつつも、目を覆いたくなるような間違いや、弁明しようの無い抜け、また、こちらの目が点になる証拠の提示、さらには双方が閉口してしまうような爆弾事案の発見!
お寺から、この重大な役を命ぜられたことは光栄だが、しょせんワタクシごときでは、四名ものお客様にご満足いただけるようなお接待はできぬ。
よし!こうなったら、明日の最終日は、右の袖には勝尾寺の勝ちだるま、左の袖には明治神宮の成就おまもり、帯の中には唐招提寺の健康おまもりをしのばせて、
ご利益作戦でいくしかないな.…