臨床宗教師実習

2015ー10/15
お坊さんヘルパーがゆく!
お寺の介護はいにこぽんに、臨床宗教師研修の実習生が来た。
訪問介護の現場で、お坊さんヘルパーがどのように活動しているかを体験していただいた。日常の中に埋もれそうな利用者の苦しみ。身体介護や生活支援。
そして、魂のリハビリ。
介護の現場でも、介護の最前線こそ、臨床宗教師の果たす役割は大きい。

障がい福祉サービス

2015ー10/1
お坊さんヘルパーがゆく!
障がい福祉サービス事業(居宅介護、重度訪問介護、同行援護)
の新規開設にあたり、大阪市福祉局への申請がはじまった。
宗教法人での認可を受けるため、法人の監督官庁である文化庁からも、
規則変更の承認をいただかなければならない。またもや書類との戦いだ!

108の書類

2015ー7/27
お坊さんヘルパーがゆく!
居宅介護支援事業の申請が佳境をむかえる。
文化庁宛の書類は『108』枚。
どっかで聞いた数 。
煩悩の数。
終末期の御方の中に、一切のコミニケーションを絶って、ただ一人ベットの上で時が来るのを待つ人がいる。
家族さんとのコミニケーションも取らなくなり、まわりは少し困惑する。
この状態は、生の執着から生じる苦を滅しているようにみえる。
家族さんに囲まれて、愛され惜しまれつつ時を迎えるのも大事なことだ。
しかし、ただ一人で自分と向き合い、煩悩を絶ち、大いなる存在の慈悲を感じながら、
そして死ぬことは決して恐ろしいことではないと、そう思いながら時をむかえるならば、それはとてもありがたいことだ。
お坊さんヘルパーとして、このことはこれからも問い続けたい。

一周年

2015ー7/4
お坊さんヘルパーはゆく!
7月をむかえて、『はい!にこ!ぽん!支縁サービス』も一周年となりました。
おかげさまで、利用者さんも40名に達し、
訪問介護の事業としては好成績だと評価をいただいております。
そのような中、となり街の地域包括支援センターさんから新規の訪問依頼が舞い込んできました。ちょうど去年の今頃、挨拶回りと称した営業活動で、居宅介護関連の事業所を120箇所ほど訪ね歩きましたが、そのうちの一箇所です。嬉しいことに、担当ケアマネさんは、お坊さんヘルパーが印象に残っていて、
いつか仕事を紹介したいと思っていたとのことでした。
いよいよ我々も、居宅介護支援事業を9月めどに開業致します。すでに文化庁と大阪市との折衝も始まっております。宗教法人での許認可は
二度手間三度手間かかりますが、それでもお坊さんヘルパーにこだわって、
進めていきたいと考えています。

お坊さんヘルパーがゆく!

2014ー10/31
本日は、「お坊さんヘルパーはゆく!」と「聞き屋」で混合活動。

利用者さん(檀信徒でもある)のお墓参りの同行援助。
この場合、介護保険適用外のサービスなので「聞き屋」活動に該当するが、
スタイルは「お坊さんヘルパー」の制服。
『介護が必要な檀信徒が、お坊さんヘルパーを利用する。』
この状況は、お寺と檀信徒の関わりを今以上に深めていく一つの形といえる。
檀信徒からすれば、今まで毎月自宅に来て仏壇の前でお経を唱えるお坊さんが、それに合わせて、自宅の掃除や散歩の同行、入浴の介助などをする。
最初はお互いに戸惑いもするが、こころが入っていれば通じ合う事が出来る。
お寺は山門を開放せよ!誰でも来やすいお寺を目指せ!と言うけれど、
何らかの事情で、お寺に来ることのできない、動きが取り難い檀信徒が今後は増えるだろう。 私たちお坊さんヘルパーは積極的にお寺を出て、利用者や檀信徒とじっくり向き合いながら、より良い暮らしのお手伝いをしてゆくぞ!!
ちなみに今日、お墓の前でお経を唱えていたら、
どちらかのお坊様がこちらを不思議そうに見ておられた。
その視線で私は、自分の間違いに気づかされた。
お経を唱えるひとときは、お坊さんヘルパーでもなく聞き屋でもなく、
僧侶としてお袈裟を頂かなくてはならなかった。
以後は注意したい。

遺族会

2014ー10/18
緩和ケアホスピタルで、遺族会の集いがあり、私は、講演者として自分の体験談をお話し致しました。
大切な家族を亡くした遺族の一人として、その苦悩や喪失感とともに、どうやって日々を生きていくのか…

人の悲しみはそれぞれ全く違います。 同じ悲しみはありません。でも、違うからこそ補えあえる。
改めて、 はかない命の尊さを感じ得た集いでした。