お寺の介護

2014ー6/5
お寺が始める訪問介護。
介護保険の中に収まらない支援を、お坊さんヘルパーとして、どう関わって行くか…
「聞き屋」とどうやって絡めて行くか…
目指すところを、もっと明確に持たなくては…
果たして、本当に訪問介護の依頼は来るのか…
アカン!
それがし、考えすぎて、
脳みそが完膚なきまで叩きのめされた。
今日はこれにて、事務所で寝る。

これでさらば。。。

さくらのさんぽ

桜咲く好季だ!
平日でも公園には多くの人々が集っている。
いつもの「聞き屋」活動で、患者様と散歩に出掛けた。
冬の間は寒気のせいで散歩に出掛けることも少ない中、患者様も医療スタッフも、私も、待ちに待ったお花見の散歩だ!
いざ車椅子を押して、はやる気持ちを抑えながら公園へ急いだが、患者様から思いもよらない言葉が出た。「やっぱり帰ろ…」
「どうされましたか?」と聞く私に患者様は、
「病人が行ったら、花見してる人が気分悪くするやろ…」
「そんなことありませんよ!」と言って問答を少し繰り返したが、患者様の気持ちを優先して桜の咲いていないところをぐるぐる散歩するに終わった。
もう一人別の患者様も、公園までは行ったけれど直ぐに帰りたいとおっしゃり、それに従った。
その時は、無理強いはいけないと判断した訳だが、はたして、それで良かったのかどうか迷っている。
何かベストな方法があったのではないだろうか。場所にこだわらず、「病人が行ったら…」と仰られた患者様の心の言葉を、なぜもっとじっくり傾聴しなかったのかと、今はとても反省している。