仏教では、そもそも人間の本質は「苦」であると解く。
「一切皆苦」とは、人生の全ては苦であり、苦を滅しようとしてもより苦に苛まれることになると説く。この苦の根源は一体なんだろうか。それは“死”である。人生は“死”で終わるのだ。
人はなぜ死ななければならないのか。死とは何か!
この恐怖に打ち勝つ術が宗教であり仏教である。
・私たちは何者なのか
・人間とはどのような存在なのか
・私たちには魂があるのか
・私たちが死後も存在し続けるには
この本は、死の本質を問うた時に沸き起こる疑問を命題化し、哲学的、心理学的、社会学的に考察し、さらに読者自らが「死」について考えるためのプロセスを示している。